新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1863番
あり來つゝ
通い続けて来ては見るけれど、清らかな人の心を、私は忘れようか。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
通い続けて来ては見るけれど、清らかな人の心を、私は忘れようか。
〔左注〕これもまた、賀茂に参詣した人の夢に現れたという。
意訳
たびたび通って来るのを見ているが、その清らかな心を、私が忘れることがあろうか。
語釈・文法注
- 見れごも
- 底本の表記。「見れども」の誤植とみられる。
- 潔き
- 清らかな。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1863番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
解説
左注によると、賀茂に参詣した人の夢に現れた歌。底本は第二句を「來つゝ見れごも」と刷るが、ふつう「来つつ見れども」とする。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、344頁(コマ182)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日