古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1443番

遲くとも

藤原忠平(ふじわらのただひら)

遅くても、とうとう咲いた梅の花は、誰が植えておいた種なのだろう。

作者
貞信公(藤原忠平)
  1. 1枇杷左大臣びはのさだいじん枇杷左大臣びはのさだいじんびわのさだいじんののの大臣おとど大臣おとどおとどになりてになりてになりて侍はべ侍はべはべりけるりけるりける悅よろこ悅よろこよろこびびび申まう申まうもうすとてすとてすとて、、、梅うめ梅うめうめををを折を折をおりてりてりて詞書
  2. 2遲おそ遲おそおそくともくともくとも初句
  3. 3遂つひ遂つひついににに咲さ咲ささきぬるきぬるきぬる二句
  4. 4梅うめ梅うめうめののの花はな花はなはな三句
  5. 5誰た誰たたががが植う植ううゑおきしゑおきしえおきし四句
  6. 6種たね種たねたねにかあるらむにかあるらむにかあるらむ結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

〔詞書〕枇杷左大臣が大臣になりました祝いを申すといって、梅を折って。

遅くても、とうとう咲いた梅の花は、誰が植えておいた種なのだろう。

意訳

遅れはしたが、とうとう咲いた梅の花のように、あなたも大臣になられた。誰が植えておいた種なのでしょう。

語釈・文法注

枇杷左大臣
藤原仲平。忠平の兄。

和歌

作者
藤原忠平(ふじわらのただひら) 880–949
藤原基経の子。摂政・関白・太政大臣に至った。諡は貞信公。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1443番
歌体
短歌
状況
詞書「枇杷左大臣の大臣になりて侍りける悅び申すとて、梅を折りて」(枇杷左大臣が大臣になりました祝いを申すといって、梅を折って)。

解説

忠平の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、261頁(コマ140)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日