新古今和歌集 巻第四 秋歌上 402番
こと問はむ
尋ねてみよう、野島が崎の漁師の衣よ。波と月とに、どのように濡れてしおれているのかと。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
尋ねてみよう、野島が崎の漁師の衣よ。波と月とに、どのように濡れてしおれているのかと。
意訳
野島が崎の漁師の衣は、打ち寄せる波と、月を見てこぼす涙と、どちらに濡れてしおれているのだろう。尋ねてみたい。
語釈・文法注
- 野島が崎
- 淡路島の北端の岬。
和歌
- 作者
- 七条院大納言(しちじょういんのだいなごん) 生没年未詳(十二世紀末〜十三世紀初め)
七条院殖子に仕えた女房。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・402番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 初句切れ
- 初句切れ。
解説
作者の七条院大納言は七条院に仕えた女房。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、70〜71頁(コマ45)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日