古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1727番

瀧つ瀨に

後朱雀院(ごすざくいん)

激しい流れに人の心を見ることは、昔と今も変わらなかったのだ。

作者
後朱雀院御歌(後朱雀院)
  1. 1上東門院じやうとうもんゐん上東門院じやうとうもんゐんじょうとうもんいん、、、高陽院かやのゐん高陽院かやのゐんかやのいんにおはしましけるににおはしましけるににおわしましけるに、、、行幸みゆき行幸みゆきみゆき侍はべ侍はべはべりてせきりてせきりてせき入い入いいれたるれたるれたる瀧たき瀧たきたきををを御覽ごらん御覽ごらんごらんじてじてじて詞書
  2. 2瀧たき瀧たきたきつつつ瀨せ瀨せせににに初句
  3. 3人ひと人ひとひとののの心こころ心こころこころををを二句
  4. 4見み見みみることることることははは三句
  5. 5昔むかし昔むかしむかしににに今いま今いまいまももも四句
  6. 6かはらざりけりかはらざりけりかわらざりけり結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕上東門院が高陽院にお住まいだった時、行幸があって、引き入れた滝を御覧になって。

激しい流れに人の心を見ることは、昔と今も変わらなかったのだ。

意訳

この滝の流れに、引き入れた人の心がこもっているのを見ると、昔も今も人の心は変わらないものだ。

語釈・文法注

せき入れたる
引き入れた。

和歌

作者
後朱雀院(ごすざくいん) 1009–1045
第六十九代天皇。一条天皇の皇子で、母は上東門院彰子。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1727番
歌体
短歌
状況
詞書「上東門院、高陽院におはしましけるに、行幸侍りてせき入れたる瀧を御覽じて」(上東門院が高陽院にお住まいだった時、行幸があって、引き入れた滝を御覧になって)。

解説

後朱雀院の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、318頁(コマ169)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日