古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1517番

天の原

増基(ぞうき)

大空を遥かにひとり眺めていると、袂に月が出たことだ。

作者
增基法師(増基)
  1. 1夜よ夜よよ更ふ更ふふくるまでくるまでくるまで寢ね寢ねねられずられずられず侍はべ侍はべはべりければりければりければ、、、月つき月つきつきののの出い出いいづるづるずるをををながめてながめてながめて詞書
  2. 2天あま天あまあまののの原はら原はらはら初句
  3. 3遙はる遙はるはるかにかにかにひとりひとりひとり二句
  4. 4眺なが眺ながながむればむればむれば三句
  5. 5たもとにたもとにたもとに月つき月つきつきののの四句
  6. 6出い出いいでにけるかなでにけるかなでにけるかな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕夜更けまで寝られませんでしたので、月の出るのを眺めて。

大空を遥かにひとり眺めていると、袂に月が出たことだ。

意訳

眠れない夜、大空を遠くひとりで眺めていると、涙に濡れた袂に月が映って出てきた。

語釈・文法注

和歌

作者
増基(ぞうき) 生没年未詳(十世紀)
平安中期の僧侶歌人。中古三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1517番
歌体
短歌
状況
詞書「夜更くるまで寢られず侍りければ、月の出づるをながめて」(夜更けまで寝られませんでしたので、月の出るのを眺めて)。

解説

増基の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、277頁(コマ148)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日