古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1902番

わがたのむ

慈円(じえん)

私が頼む七つの社の木綿襷よ、かりそめにも六道に帰さないでください。

作者
前大僧正慈圓(慈円)
  1. 1述懷じゆつくわい述懷じゆつくわいじゅっかいののの心こころ心こころこころををを詞書
  2. 2わがたのむわがたのむわがたのむ初句
  3. 3七なな七ななななののの社やしろ社やしろやしろののの二句
  4. 4ゆふだすきゆふだすきゆうだすき三句
  5. 5かけてもかけてもかけても六むつ六むつむつののの四句
  6. 6道みち道みちみちにかへすなにかへすなにかえすな結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕述懐の心を。

私が頼む七つの社の木綿襷よ、かりそめにも六道に帰さないでください。

意訳

私が頼みにする日吉の七社の神よ、どうかかりそめにも、私を迷いの六道に戻さないでください。

語釈・文法注

七の社
日吉山王七社。
六の道
六道。
かけても
少しでも。

和歌

作者
慈円(じえん) 1155–1225
関白藤原忠通の子で、九条兼実の弟、良経の叔父。天台座主を四度務めた。歴史書『愚管抄』を著した。率直で多彩な歌風で、『新古今和歌集』に西行に次ぐ九十二首が入る。家集に『拾玉集』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1902番
歌体
短歌
状況
詞書「述懷の心を」(述懐の心を)。

解説

慈円の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、351頁(コマ185)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日