古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1510番

いかにして

藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい))

どうして袖に光が宿るのだろう。雲の上の月は隔ててしまった身なのに。

作者
皇太后宮大夫俊成(藤原俊成)
  1. 1崇德院すとくゐん崇德院すとくゐんすとくいんににに百首ひやくしゆ百首ひやくしゆひゃくしゅののの歌うた歌うたうた奉たてまつ奉たてまつたてまつりけるにりけるにりけるに詞書
  2. 2いかにしていかにしていかにして初句
  3. 3袖そで袖そでそでににに光ひかり光ひかりひかりののの二句
  4. 4宿やど宿やどやどるらむるらむるらむ三句
  5. 5雲井くもゐ雲井くもゐくもいののの月つき月つきつきははは四句
  6. 6へだててしへだててしへだててし身み身みみををを結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕崇徳院に百首歌を献上した時に。

どうして袖に光が宿るのだろう。雲の上の月は隔ててしまった身なのに。

意訳

宮中から隔てられた身なのに、どうして雲の上の月の光が、私の涙の袖に宿るのだろう。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい)) 1114–1204
藤原定家の父。『千載和歌集』を撰び、歌論書『古来風体抄』を著した。余情と「幽玄」を重んじる歌風で、御子左家の歌学の基礎を築き、新古今時代の歌人たちを導いた。法名は釈阿。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1510番
歌体
短歌
状況
詞書「崇德院に百首の歌奉りけるに」(崇徳院に百首歌を献上した時に)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
倒置
倒置。

解説

俊成の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、276頁(コマ148)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日