古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1405番

我が身こそ

小野小町(おののこまち)

わが身こそ、別の身ではないかとばかり迷われる。訪れるはずの人に忘れられてから。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
小野小町
  1. 1我わ我わわががが身み身みみこそこそこそ初句
  2. 2あらぬかとのみあらぬかとのみあらぬかとのみ二句
  3. 3辿たど辿たどたどらるれらるれらるれ三句
  4. 4問と問ととふべきふべきうべき人ひと人ひとひとににに四句
  5. 5忘わす忘わすわすられしよりられしよりられしより結句

引用の仕方

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現代語訳

わが身こそ、別の身ではないかとばかり迷われる。訪れるはずの人に忘れられてから。

意訳

訪ねてくれるはずの人に忘れられてからは、わが身が別人になってしまったのではないかと、迷うばかりだ。

語釈・文法注

たどる
迷う。

和歌

作者
小野小町(おののこまち) 生没年未詳(九世紀中頃)
仁明・文徳天皇の頃の女性歌人。経歴はほとんどわからないが、仮名序は「あはれなるやうにてつよからず」と評し、恋の歌、ことに夢の歌に優れる。美女の伝説が多く生まれた。六歌仙・三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1405番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
倒置
倒置。

解説

小町の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、255頁(コマ137)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日