新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1552番
住み來けむ
住んでいたという昔の人は姿が絶えて、宿を守るものは有明の月だ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕遍照寺で月を見て。
住んでいたという昔の人は姿が絶えて、宿を守るものは有明の月だ。
意訳
遍照寺に住んでいたという昔の人の姿は絶えて、この寺を守っているのは、有明の月だけだ。
語釈・文法注
- 遍照寺
- 京都の広沢池のほとりの寺。
和歌
- 作者
- 平忠盛(たいらのただもり) 1096–1153
平正盛の子で、清盛の父。刑部卿に至った。平氏で初めて昇殿を許された。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1552番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「遍昭寺にて、月を見て」(遍照寺で月を見て)。
修辞
- 体言止め
- 体言止め。
解説
忠盛の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、284頁(コマ152)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日