古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1843番

ながらへば

藤原清輔(ふじわらのきよすけ)

生き長らえたら、またこの頃がしのばれるだろうか。つらいと思った昔が今は恋しい。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
淸輔朝臣(藤原清輔)
  1. 1ながらへばながらへばながらえば初句
  2. 2又また又またまた此この此このこの頃ごろ頃ごろごろややや二句
  3. 3しのばれむしのばれむしのばれむ三句
  4. 4憂う憂ううしとしとしと見み見みみししし世よ世よよぞぞぞ四句
  5. 5今いま今いまいまははは戀こ戀ここひしきひしきいしき結句

引用の仕方

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現代語訳

生き長らえたら、またこの頃がしのばれるだろうか。つらいと思った昔が今は恋しい。

意訳

長生きしたら、つらい今の日々もなつかしく思い出されるのだろうか。つらいと思っていた昔が、今は恋しいのだから。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原清輔(ふじわらのきよすけ) 1104–1177
藤原顕輔の子。六条藤家の歌学を継ぎ、歌学書『袋草紙』『奥義抄』を著した。二条天皇の命で『続詞花和歌集』を撰んだが、天皇の死で勅撰集にならなかった。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1843番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

清輔の歌。『小倉百人一首』84番。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、338頁(コマ179)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日