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新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1966番

渡すべき

藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい))

渡すべき数も限らない橋柱は、どのように立てた誓いなのだろう。

作者
皇太后宮大夫俊成(藤原俊成)
  1. 1待賢門院中納言たいけんもんゐんのちゆうなごん待賢門院中納言たいけんもんゐんのちゆうなごんたいけんもんいんのちゅうなごん、、、人々ひとびと人々ひとびとひとびとににに勸すす勸すすすすめてめてめて廿八品にじふはちほん廿八品にじふはちほんにじゅうはちほんののの歌うた歌うたうたよませよませよませ侍はべ侍はべはべりけるにりけるにりけるに、、、序品じよほん序品じよほんじょほん廣度諸衆生其數無有量くわうどしよしゆじやうごしゆむうりやう廣度諸衆生其數無有量くわうどしよしゆじやうごしゆむうりやうこうどしょしゅじょうごしゅむうりょうののの心こころ心こころこころををを詞書
  2. 2渡わた渡わたわたすべきすべきすべき初句
  3. 3數かず數かずかずももも限かぎ限かぎかぎらぬらぬらぬ二句
  4. 4橋はし橋はしはし柱ばしら柱ばしらばしら三句
  5. 5いかにたてけるいかにたてけるいかにたてける四句
  6. 6誓ちかひ誓ちかひちかいなるらむなるらむなるらむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕待賢門院中納言が人々にすすめて二十八品の歌を詠ませました時に、序品の「広度諸衆生其数無有量」の心を。

渡すべき数も限らない橋柱は、どのように立てた誓いなのだろう。

意訳

救い渡すべき衆生の数に限りがないという仏の橋柱は、いったいどのように立てた誓いなのだろう。

語釈・文法注

廣度諸衆生其數無有量
広く衆生を救い、その数は量り知れない。
たて
「(柱を)立て」と「(誓いを)立て」を掛ける。

和歌

作者
藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい)) 1114–1204
藤原定家の父。『千載和歌集』を撰び、歌論書『古来風体抄』を著した。余情と「幽玄」を重んじる歌風で、御子左家の歌学の基礎を築き、新古今時代の歌人たちを導いた。法名は釈阿。
出典
『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1966番
歌体
短歌
状況
詞書「待賢門院中納言、人々に勸めて廿八品の歌よませ侍りけるに、序品廣度諸衆生其數無有量の心を」(待賢門院中納言が人々にすすめて二十八品の歌を詠ませました時に、序品の「広度諸衆生其数無有量」の心を)。

修辞

掛詞
「たて」。

解説

俊成の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、364頁(コマ192)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日