古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第五 秋歌下 504番

むら雲や

朝恵法師(ちょうえほうし)

群がる雲は雁の羽風で晴れたのだろうか。その声を聞く空に、澄んだ月の光が照っている。

作者
朝惠法師(朝恵法師)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2むらむらむら雲くも雲くもくもややや初句
  3. 3雁かり雁かりかりののの羽風はかぜ羽風はかぜはかぜににに二句
  4. 4晴は晴ははれぬらむれぬらむれぬらむ三句
  5. 5聲こゑ聲こゑこえきくきくきく空そら空そらそらににに四句
  6. 6澄す澄すすめるめるめる月影つきかげ月影つきかげつきかげ結句

引用の仕方

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現代語訳

群がる雲は雁の羽風で晴れたのだろうか。その声を聞く空に、澄んだ月の光が照っている。

意訳

雁の鳴く声が聞こえる空に、月が澄んで照っている。群がっていた雲は、雁の羽ばたく風で吹き払われたのだろう。

語釈・文法注

むら雲
群がる雲。

和歌

作者
朝恵法師(ちょうえほうし) 生没年未詳(十二世紀)
平安後期の僧侶歌人。
出典
『新古今和歌集』巻第五・秋歌下・504番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

作者の朝恵は平安後期の僧。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、88頁(コマ54)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日