新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1739番
定めなき
無常な昔語りを数えていると、わが身もその数に入ってしまいそうだ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕病気になった時、知り合いの聖が見舞いにやって来ましたので。
無常な昔語りを数えていると、わが身もその数に入ってしまいそうだ。
意訳
亡くなった人たちの昔話を数えあげていると、私もその数に入ってしまいそうだ。
語釈・文法注
- 定めなき昔語り
- 無常な世の、亡き人の思い出話。
和歌
- 作者
- 行尊(ぎょうそん) 1055–1135
源基平の子。園城寺の僧で、大峰山などで修行を重ね、のち天台座主・大僧正に至った。修行の旅の歌が多い。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1739番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「例ならぬこと侍りけるに、知れりける聖のとぶらひにまうで來て侍りければ」(病気になった時、知り合いの聖が見舞いにやって来ましたので)。
解説
行尊の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、320〜321頁(コマ170)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日