新古今和歌集 巻第七 賀歌 754番
神代より
神代から、今日のためにと、八束穂に長田の稲はしなうほど実りはじめたのだろうか。
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現代語訳
〔詞書〕仁安元年の大嘗会で、主基方の稲舂歌。丹波国長田村を詠んだ歌。
神代から、今日のためにと、八束穂に長田の稲はしなうほど実りはじめたのだろうか。
意訳
神代の昔から、今日の大嘗会のためにと、長田の稲は長い穂をしなわせて実りはじめたのだろうか。
語釈・文法注
- 八束穂
- 長い稲穂。
- 長田
- 丹波国の地名。
- しなふ
- しなやかにたわむ。
和歌
- 作者
- 藤原兼光(ふじわらのかねみつ) 1145–1196
藤原資長の子。権中納言に至った。日野家の人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第七・賀歌・754番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「仁安元年の大嘗會主基方の稻春歌、丹波國長田村をよめる」(仁安元年の大嘗会で、主基方の稲舂歌。丹波国長田村を詠んだ歌)。
解説
兼光の歌。底本は詞書を「仁安元年」とするが、寿永元年(1182年)の大嘗会の歌とする本もある。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、132〜133頁(コマ76)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日