古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1715番

まがふらむ

上東門院(じょうとうもんいん)

見まがうという衣の玉に心乱れつつ、なおまだ目覚めない心地がする。

作者
上東門院
  1. 1かへしかへしかへし詞書
  2. 2まがまがまがふらむふらむうらむ初句
  3. 3衣ころも衣ころもころもののの玉たま玉たまたまににに二句
  4. 4亂みだ亂みだみだれつゝれつゝれつつ三句
  5. 5猶な猶ななほまださめぬほまださめぬおまださめぬ四句
  6. 6心地ここち心地ここちここちこそすれこそすれこそすれ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕返歌。

見まがうという衣の玉に心乱れつつ、なおまだ目覚めない心地がする。

意訳

涙と見まがうという玉をいただいて心が乱れ、出家してもまだ迷いの夢からさめない気がします。

語釈・文法注

さめぬ
迷いから目覚めない。

和歌

作者
上東門院(じょうとうもんいん) 988–1074
藤原彰子。藤原道長の娘。一条天皇の中宮で、後一条・後朱雀天皇の母。紫式部・和泉式部らが仕えた。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1715番
歌体
短歌
状況
詞書「かへし」(返歌)。

解説

彰子の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、315頁(コマ167)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日