新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1936番
色にのみ
色にばかり染まっていた心が悔しいのに、それを空だと説いた法のうれしさよ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕般若心経の心を詠んだ歌。
色にばかり染まっていた心が悔しいのに、それを空だと説いた法のうれしさよ。
意訳
色恋にばかり染まっていた心が悔やまれるが、「色即是空」とその色をむなしいと説いてくれた仏法がうれしい。
語釈・文法注
- 心經
- 般若心経。「色即是空」の句による。
和歌
- 作者
- 小侍従(こじじゅう) 1121?–1202?
石清水八幡宮の別当光清の娘。二条天皇・高倉天皇らに仕えた女房歌人。「待宵の小侍従」と呼ばれた。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1936番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「心經のこゝろをよめる」(般若心経の心を詠んだ歌)。
修辞
- 体言止め
- 体言止め。
解説
小侍従の歌。底本は第二句を「染みし心の」とするが、「そめし心の」とする本もある。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、358頁(コマ189)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日