古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十 羇旅歌 927番

旅寢する

源経信(みなもとのつねのぶ)

旅寝する蘆の丸屋が寒いので、薪を伐って積む舟が急いでいるようだ。

作者
大納言經信(源経信)
  1. 1田上たなかみ田上たなかみたなかみにてよみにてよみにてよみ侍はべ侍はべはべりけるりけるりける詞書
  2. 2旅たび旅たびたび寢ね寢ねねするするする初句
  3. 3あしのまろやのあしのまろやのあしのまろやの二句
  4. 4寒さむ寒さむさむければければければ三句
  5. 5爪つま爪つまつま木ぎ木ぎぎこりつむこりつむこりつむ四句
  6. 6舟ふね舟ふねふね急いそ急いそいそぐなりぐなりぐなり結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕田上で詠みました歌。

旅寝する蘆の丸屋が寒いので、薪を伐って積む舟が急いでいるようだ。

意訳

旅寝をしている蘆葺きの小屋は寒い。そのため、薪を伐り積んだ舟が、急いで漕いでいくのだろう。

語釈・文法注

田上
近江国の地名。
爪木
薪。

和歌

作者
源経信(みなもとのつねのぶ) 1016–1097
源道方の子で、源俊頼の父。大納言に至り、大宰権帥として任地で没した。和歌・漢詩・管絃の三つにすぐれ、「三船の才」とたたえられた。
出典
『新古今和歌集』巻第十・羇旅歌・927番
歌体
短歌
状況
詞書「田上にてよみ侍りける」(田上で詠みました歌)。

解説

経信の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、170頁(コマ95)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日