新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1342番
あだなりと
はかないものと思っていたけれど、あなたよりは物忘れしない、袖の上の露よ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
はかないものと思っていたけれど、あなたよりは物忘れしない、袖の上の露よ。
意訳
露ははかないものだと思っていたけれど、心変わりして私を忘れたあなたよりは、袖の上の涙の露のほうが、私を忘れずにいてくれる。
語釈・文法注
- あだ
- はかない。
和歌
- 作者
- 藤原道信(ふじわらのみちのぶ) 972–994
太政大臣藤原為光の子。和歌にすぐれたが、二十三歳の若さで亡くなった。藤原実方と親しかった。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1342番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 字余り
- 結句。
- 体言止め
- 体言止め。
解説
道信の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、245頁(コマ132)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日