古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第八 哀傷歌 824番

夜もすがら

大江匡衡(おおえのまさひら)

一晩じゅう、昔のことを夢に見たことだ。こうして語っているのが現実で、生きていた世は夢なのだろうか。

作者
大江匡衡朝臣(大江匡衡)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2夜よ夜よよもすがらもすがらもすがら初句
  3. 3昔むかし昔むかしむかしののの事こと事ことことををを二句
  4. 4見み見みみつるかなつるかなつるかな三句
  5. 5語かた語かたかたるやうつゝるやうつゝるやうつつ四句
  6. 6ありしありしありし世よ世よよややや夢ゆめ夢ゆめゆめ結句

引用の仕方

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現代語訳

一晩じゅう、昔のことを夢に見たことだ。こうして語っているのが現実で、生きていた世は夢なのだろうか。

意訳

一晩じゅう、夢の中で昔のことを見ていた。こうして語り合っているのが現実で、あの人が生きていたころのほうが夢なのだろうか。

語釈・文法注

うつつ
現実。

和歌

作者
大江匡衡(おおえのまさひら) 952–1012
大江重光の子。文章博士・式部大輔などを務めた。赤染衛門の夫。漢詩文にすぐれた。
出典
『新古今和歌集』巻第八・哀傷歌・824番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
対句
対句。

解説

匡衡の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、149頁(コマ84)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日