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新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1325番

知られじな

藤原家隆(ふじわらのいえたか(かりゅう))

知られないだろうな。同じ袖に通っても、誰の夕暮れと頼みにしている秋風か。

詞書
「被忘戀の心を」(前の歌と同じ詞書)
作者
家隆朝臣(藤原家隆)
  1. 1知し知ししられじなられじなられじな初句
  2. 2おなじおなじおなじ袖そで袖そでそでにににははは二句
  3. 3かよふともかよふともかようとも三句
  4. 4たがたがたが夕暮ゆふぐれ夕暮ゆふぐれゆうぐれととと四句
  5. 5賴たの賴たのたのむむむ秋あき秋あきあき風かぜ風かぜかぜ結句

引用の仕方

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現代語訳

知られないだろうな。同じ袖に通っても、誰の夕暮れと頼みにしている秋風か。

意訳

あの人には知られないだろう。同じ秋風が私の袖にもあの人の袖にも吹いても、私がそれを誰を待つ夕暮れの風と頼みにしているかは。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原家隆(ふじわらのいえたか(かりゅう)) 1158–1237
藤原俊成に和歌を学び、定家と並ぶ新古今時代の代表的歌人。『新古今和歌集』の撰者の一人。温雅で清澄な歌風で、生涯に六万首を詠んだと伝えられる。晩年は出家して壬生二品と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1325番
歌体
短歌
状況
詞書「被忘戀の心を」(「被忘恋(忘らるる恋)」の心を)。

修辞

初句切れ
初句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

家隆の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、241頁(コマ130)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日