古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第五 秋歌下 475番

秋風は

藤原輔尹(ふじわらのすけただ)

秋風は身にしみるほど吹くようになった。今ごろ妻は衣を打っているだろうか。

作者
藤原輔尹朝臣(藤原輔尹)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2秋あき秋あきあき風かぜ風かぜかぜははは初句
  3. 3身み身みみにしむばかりにしむばかりにしむばかり二句
  4. 4吹ふ吹ふふきにけりきにけりきにけり三句
  5. 5今いま今いまいまやうつらむやうつらむやうつらむ四句
  6. 6妹いも妹いもいもがさがさがさ衣ごろも衣ごろもごろも結句

引用の仕方

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現代語訳

秋風は身にしみるほど吹くようになった。今ごろ妻は衣を打っているだろうか。

意訳

秋風が身にしみるほど冷たくなった。今ごろ故郷では、妻が冬に備えて衣を砧で打っているだろう。

語釈・文法注

うつらむ
(衣を)打っているだろう。
さ衣
衣。「さ」は接頭語。

和歌

作者
藤原輔尹(ふじわらのすけただ) 生没年未詳(十世紀末〜十一世紀初め)
藤原興方の子。大和守などを務めた。
出典
『新古今和歌集』巻第五・秋歌下・475番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

作者の輔尹は藤原輔尹。ここから擣衣(とうい、衣を打つ)の歌が続く。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、83頁(コマ51)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日