新古今和歌集 巻第十三 恋歌三 1151番
思ふには
思う心には、忍ぶ心が負けてしまった。逢うことと引き換えになるなら、どうなってもかまわない。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
思う心には、忍ぶ心が負けてしまった。逢うことと引き換えになるなら、どうなってもかまわない。
意訳
あなたを思う心の強さに、忍ぶ心は負けてしまった。逢うことと引き換えなら、人に知られてもかまうものか。
語釈・文法注
- さもあらばあれ
- どうなろうとかまわない。
和歌
- 作者
- 在原業平(ありわらのなりひら) 825–880
平城天皇の皇子阿保親王の子。右近衛権中将などを務め、「在五中将」と呼ばれた。仮名序は「その心餘りて詞たらず」と評する。『伊勢物語』の主人公「昔男」のモデルとされる。六歌仙・三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十三・恋歌三・1151番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 三句切れ
- 三句切れ。
解説
業平の歌。『伊勢物語』第六十五段の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、210頁(コマ115)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日