新古今和歌集 巻第十一 恋歌一 1024番
霜の上に
霜の上に足跡を踏みつける浜千鳥は、行く先もないといって、声をあげて鳴くばかりだ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
霜の上に足跡を踏みつける浜千鳥は、行く先もないといって、声をあげて鳴くばかりだ。
意訳
霜の上に足跡をつけて歩く浜千鳥は、行く方もないと鳴いている。私もまた、恋の行く末もわからず、泣いてばかりいる。
語釈・文法注
和歌
- 作者
- 藤原興風(ふじわらのおきかぜ) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
藤原浜成の曽孫で、相模掾・治部少丞などを務めた。管絃にも長じた。寛平期の歌合で活躍した。三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十一・恋歌一・1024番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
解説
興風の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、187頁(コマ103)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日