古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十一 恋歌一 1024番

霜の上に

藤原興風(ふじわらのおきかぜ)

霜の上に足跡を踏みつける浜千鳥は、行く先もないといって、声をあげて鳴くばかりだ。

作者
藤原興風
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2霜しも霜しもしもののの上うへ上うへうえににに初句
  3. 3跡あと跡あとあとふみつくるふみつくるふみつくる二句
  4. 4濱千鳥はまちどり濱千鳥はまちどりはまちどり三句
  5. 5行方ゆくへ行方ゆくへゆくえもなしともなしともなしと四句
  6. 6ねをのみぞねをのみぞねをのみぞ鳴な鳴ななくくく結句

引用の仕方

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現代語訳

霜の上に足跡を踏みつける浜千鳥は、行く先もないといって、声をあげて鳴くばかりだ。

意訳

霜の上に足跡をつけて歩く浜千鳥は、行く方もないと鳴いている。私もまた、恋の行く末もわからず、泣いてばかりいる。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原興風(ふじわらのおきかぜ) 生没年未詳(九世紀後半〜十世紀前半)
藤原浜成の曽孫で、相模掾・治部少丞などを務めた。管絃にも長じた。寛平期の歌合で活躍した。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十一・恋歌一・1024番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

興風の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、187頁(コマ103)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日