古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 594番

霜こほる

源通具(みなもとのみちとも)

霜の凍る袖にも、月の光は残っていたのだった。秋の露のころから慣れ親しんだ有明の月よ。

作者
右衞門督通具(源通具)
  1. 1春日社かすがのやしろ春日社かすがのやしろかすがのやしろののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに、、、曉月げうげつ曉月げうげつぎょうげつといふことといふことということををを詞書
  2. 2霜しも霜しもしもこほるこほるこおる初句
  3. 3袖そで袖そでそでにもにもにも影かげ影かげかげははは二句
  4. 4殘のこ殘のこのこりけりりけりりけり三句
  5. 5露つゆ露つゆつゆよりなれしよりなれしよりなれし四句
  6. 6有明ありあけ有明ありあけありあけののの月つき月つきつき結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕春日社の歌合で、「暁月」という題を詠んだ歌。

霜の凍る袖にも、月の光は残っていたのだった。秋の露のころから慣れ親しんだ有明の月よ。

意訳

冬になり、涙は袖で霜となって凍っている。それでもそこに、秋の露のころから親しんできた有明の月が、変わらず影を宿している。

語釈・文法注

露よりなれし
露の置く秋のころから慣れ親しんだ。

和歌

作者
源通具(みなもとのみちとも) 1171–1227
内大臣源通親の子。大納言に至った。『新古今和歌集』の撰者の一人で、撰者名の筆頭に挙がる。妻は歌人の俊成女。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・594番
歌体
短歌
状況
詞書「春日社の歌合に、曉月といふことを」(春日社の歌合で、「暁月」という題を詠んだ歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

通具の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、104頁(コマ62)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日