古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1260番

天の戶を

読人しらず(よみびとしらず)

天の戸を押し開ける明け方の月を見ると、つれない人こそ恋しく思われた。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1天あま天あまあまののの戶と戶ととををを初句
  2. 2おしおしおし明方あけがた明方あけがたあけがたののの二句
  3. 3月つき月つきつき見み見みみればればれば三句
  4. 4うきうきうき人ひと人ひとひとしもぞしもぞしもぞ四句
  5. 5戀こ戀ここひしかりけるひしかりけるいしかりける結句

引用の仕方

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現代語訳

天の戸を押し開ける明け方の月を見ると、つれない人こそ恋しく思われた。

意訳

天の戸を押し開けるような明け方の月を見ると、つれないあの人のことが、かえって恋しく思われる。

語釈・文法注

あけがた
「開け」と「明け方」を掛ける。

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1260番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

掛詞
「あけ」に「開け」と「明け」。

解説

作者未詳。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、231頁(コマ125)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日