古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1838番

數ならぬ

寂蓮法師(じゃくれんほうし)

数にも入らない身はないものとしてしまった。誰のために世を恨もうか。

作者
寂蓮法師
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2數かず數かずかずならぬならぬならぬ初句
  3. 3身み身みみはははなきなきなき物もの物ものものににに二句
  4. 4なしはてつなしはてつなしはてつ三句
  5. 5誰た誰たたががが爲た爲たためにかはめにかはめにかは四句
  6. 6世よ世よよをもをもをも恨うら恨うらうらみむみむみむ結句

引用の仕方

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現代語訳

数にも入らない身はないものとしてしまった。誰のために世を恨もうか。

意訳

取るに足りないわが身は、もうないものと思い切った。今さら誰のために世を恨むことがあろう。

語釈・文法注

和歌

作者
寂蓮法師(じゃくれんほうし) 1139?–1202
俗名は藤原定長。藤原俊成の甥で養子となったが、定家が生まれると出家した。『新古今和歌集』の撰者に選ばれたが、完成前に没した。「三夕の歌」の一首「さびしさはその色としもなかりけり」で知られる。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1838番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

寂蓮の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、337〜338頁(コマ178)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日