古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第四 秋歌上 411番

月影の

源経信(みなもとのつねのぶ)

月の光が一面に澄みわたっていることだ。大空の雲を吹き払う夜半の嵐によって。

作者
大納言經信(源経信)
  1. 1永承四年えいしようよねん永承四年えいしようよねんえいしょうよねん内裏だいり内裏だいりだいりののの歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに詞書
  2. 2月影つきかげ月影つきかげつきかげののの初句
  3. 3澄す澄すすみわたるかなみわたるかなみわたるかな二句
  4. 4天あま天あまあまののの原はら原はらはら三句
  5. 5雲くも雲くもくも吹ふ吹ふふききき拂はら拂はらはらふふう四句
  6. 6夜半よは夜半よはよわののの嵐あらし嵐あらしあらしににに結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕永承四年の内裏歌合で詠んだ歌。

月の光が一面に澄みわたっていることだ。大空の雲を吹き払う夜半の嵐によって。

意訳

夜中の嵐が大空の雲をすっかり吹き払い、月の光が空いっぱいに澄みわたっている。

語釈・文法注

永承四年
1049年。
天の原
大空。

和歌

作者
源経信(みなもとのつねのぶ) 1016–1097
源道方の子で、源俊頼の父。大納言に至り、大宰権帥として任地で没した。和歌・漢詩・管絃の三つにすぐれ、「三船の才」とたたえられた。
出典
『新古今和歌集』巻第四・秋歌上・411番
歌体
短歌
状況
詞書「永承四年内裏の歌合に」(永承四年の内裏歌合で詠んだ歌)。

修辞

二句切れ・倒置法
二句切れ・倒置法。

解説

永承四年内裏歌合での経信の作。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、72頁(コマ46)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日