古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1412番

歎くらむ

徽子女王(斎宮女御)(きしじょおう)

嘆いているという心を、空に見たいものだ。立つ朝霧に、わが身をなそうか。

作者
女御徽子女王(徽子女王(斎宮女御))
  1. 1御おほん御おほんおおんかへしかへしかえし詞書
  2. 2歎なげ歎なげなげくらむくらむくらむ初句
  3. 3心こころ心こころこころをををそらにそらにそらに二句
  4. 4見み見みみてしがなてしがなてしがな三句
  5. 5たつたつたつ朝霧あさぎり朝霧あさぎりあさぎりににに四句
  6. 6身み身みみをやなさましをやなさましをやなさまし結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕お返し。

嘆いているという心を、空に見たいものだ。立つ朝霧に、わが身をなそうか。

意訳

大空に嘆いているというあなたのお心を見てみたいものです。いっそ空に立ちのぼる朝霧に、わが身を変えてしまいましょうか。

語釈・文法注

和歌

作者
徽子女王(斎宮女御)(きしじょおう) 929–985
醍醐天皇の皇子重明親王の娘。伊勢の斎宮を務めたのち、村上天皇の女御となり、斎宮女御と呼ばれた。琴と和歌にすぐれた。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1412番
歌体
短歌
状況
詞書「御かへし」(お返し)。

修辞

三句切れ
三句切れ。

解説

徽子女王の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、256頁(コマ138)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日