古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1317番

思ひいる

藤原秀能(ふじわらのひでよし)

思い入る深い心のよすがとして、見たのはそれとも分からない山路だなあ。

詞書
「和歌所の歌合に、深山戀といふことを」(前の歌と同じ詞書)
作者
藤原秀能
  1. 1思おも思おもおもひいるひいるいいる初句
  2. 2深ふか深ふかふかききき心こころ心こころこころののの二句
  3. 3たよりまでたよりまでたよりまで三句
  4. 4見み見みみしはそれともしはそれともしはそれとも四句
  5. 5なきなきなき山路やまぢ山路やまぢやまじかなかなかな結句

引用の仕方

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現代語訳

思い入る深い心のよすがとして、見たのはそれとも分からない山路だなあ。

意訳

恋の思いに深く入りこんだ心のよりどころとして、あの人に逢った山路も、今はそれとも分からなくなってしまった。

語釈・文法注

和歌

作者
藤原秀能(ふじわらのひでよし) 1184–1240
後鳥羽院の北面・西面の武士。和歌所の寄人として院に重んじられた。承久の乱で院方として戦い、のち出家して如願と号した。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1317番
歌体
短歌
状況
詞書「和歌所の歌合に、深山戀といふことを」(和歌所の歌合で、「深山恋(深山の恋)」という題を)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

秀能の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、240頁(コマ130)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日