古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 677番

雪降れば

藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい))

雪が降ると、峰の真榊も埋もれて、月の光に磨かれている天の香具山よ。

作者
皇太后宮大夫俊成(藤原俊成)
  1. 1守覺法親王しゆかくほふしんわう守覺法親王しゆかくほふしんわうしゅかくほっしんのう、、、五十首ごじつしゆ五十首ごじつしゆごじっしゅののの歌うた歌うたうたよませよませよませ侍はべ侍はべはべりけるにりけるにりけるに詞書
  2. 2雪ゆき雪ゆきゆき降ふ降ふふればればれば初句
  3. 3嶺みね嶺みねみねのまさかのまさかのまさか木き木きき二句
  4. 4埋うづ埋うづうずもれてもれてもれて三句
  5. 5月つき月つきつきにみがけるにみがけるにみがける四句
  6. 6天あま天あまあまののの香か香かか具ぐ具ぐぐ山やま山やまやま結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕守覚法親王が五十首歌を詠ませました時に。

雪が降ると、峰の真榊も埋もれて、月の光に磨かれている天の香具山よ。

意訳

雪が降って、峰の真榊もすっかり埋もれてしまった。天の香具山は、月の光に磨きあげられたように白く輝いている。

語釈・文法注

真榊
榊の美称。神事に用いる。
天の香具山
大和三山の一つ。

和歌

作者
藤原俊成(ふじわらのとしなり(しゅんぜい)) 1114–1204
藤原定家の父。『千載和歌集』を撰び、歌論書『古来風体抄』を著した。余情と「幽玄」を重んじる歌風で、御子左家の歌学の基礎を築き、新古今時代の歌人たちを導いた。法名は釈阿。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・677番
歌体
短歌
状況
詞書「守覺法親王、五十首の歌よませ侍りけるに」(守覚法親王が五十首歌を詠ませました時に)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

俊成の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、118頁(コマ69)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日