新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1653番
久方の
天の少女の夏衣を雲の上に晒しているような、布引の滝よ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕最勝四天王院の障子に、布引の滝を描いた所に。
天の少女の夏衣を雲の上に晒しているような、布引の滝よ。
意訳
天女が夏衣を空にさらしているかのように、布引の滝が白く流れ落ちている。
語釈・文法注
- 見立て
- 滝を天女の夏衣に見立てる。
和歌
- 作者
- 藤原有家(ふじわらのありいえ) 1155–1216
藤原重家の子で、六条藤家の歌人。『新古今和歌集』の撰者の一人。大蔵卿に至った。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1653番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「最勝四天王院の障子に、布引の瀧かきたる所」(最勝四天王院の障子に、布引の滝を描いた所に)。
修辞
- 体言止め
- 体言止め。
解説
有家の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、303頁(コマ161)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日