古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第七 賀歌 736番

敷島や

藤原良経(後京極摂政)(ふじわらのよしつね)

敷島の大和の国も、神代から、わが君のためにと固めておいたのだろうか。

作者
攝政太政大臣(藤原良経(後京極摂政))
  1. 1百首ひやくしゆ百首ひやくしゆひゃくしゅののの歌うた歌うたうた奉たてまつ奉たてまつたてまつりしりしりし時とき時ときとき詞書
  2. 2敷島しきしま敷島しきしましきしまややや初句
  3. 3大和島根やまとしまね大和島根やまとしまねやまとしまねももも二句
  4. 4神代かみよ神代かみよかみよよりよりより三句
  5. 5君きみ君きみきみががが爲た爲たためとやめとやめとや四句
  6. 6かためかためかため置お置おおきけむきけむきけむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕百首歌を献上した時の歌。

敷島の大和の国も、神代から、わが君のためにと固めておいたのだろうか。

意訳

この大和の国は、神代の昔から、わが君がお治めになるためにと、神々が固めておいたのだろうか。

語釈・文法注

敷島や
「大和」の枕詞。
大和島根
大和の国。日本の国土。

和歌

作者
藤原良経(後京極摂政)(ふじわらのよしつね) 1169–1206
九条兼実の子。摂政・太政大臣に至った。『新古今和歌集』の仮名序を書き、和歌所の寄人の筆頭として撰集を主導した。叔父の慈円や藤原定家ら御子左家の歌人を庇護し、清新で格調の高い歌を詠んだ。書にもすぐれ、後京極流の祖とされる。『新古今和歌集』に七十九首が入る。
出典
『新古今和歌集』巻第七・賀歌・736番
歌体
短歌
状況
詞書「百首の歌奉りし時」(百首歌を献上した時の歌)。

修辞

枕詞
「敷島や」。

解説

良経の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、129頁(コマ74)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日