古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1261番

ほのみえし

読人しらず(よみびとしらず)

ほのかに見えた月を恋しいと思いながら帰る雲路の浪に、濡れて来たことだ。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
讀人しらず(読人しらず)
  1. 1ほのみえしほのみえしほのみえし初句
  2. 2月つき月つきつきををを戀こ戀ここひしとひしといしと二句
  3. 3歸かへ歸かへかえるさのるさのるさの三句
  4. 4雲くも雲くもくも路ぢ路ぢじののの浪なみ浪なみなみににに四句
  5. 5濡ぬ濡ぬぬれてれてれて來こ來ここしかなしかなしかな結句

引用の仕方

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現代語訳

ほのかに見えた月を恋しいと思いながら帰る雲路の浪に、濡れて来たことだ。

意訳

ほのかに見えた月のようなあの人を恋しく思いながら、雲の道を帰ってきた。浪のような涙に濡れながら。

語釈・文法注

和歌

作者
読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1261番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

作者未詳。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、231頁(コマ125)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日