古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第六 冬歌 585番

秋篠や

西行法師(さいぎょうほうし)

秋篠の外山の里では、時雨が降っているのだろうか。生駒の岳に雲がかかっている。

作者
西行法師
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2秋あき秋あきあき篠しの篠しのしのややや初句
  3. 3外山とやま外山とやまとやまののの里さと里さとさとややや二句
  4. 4しぐるらむしぐるらむしぐるらむ三句
  5. 5膽駒いこま膽駒いこまいこまののの嶽たけ嶽たけたけににに四句
  6. 6雲くも雲くもくものかゝれるのかゝれるのかかれる結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

秋篠の外山の里では、時雨が降っているのだろうか。生駒の岳に雲がかかっている。

意訳

生駒山に雲がかかっている。手前の秋篠の外山の里では、いま時雨が降っているのだろうか。

語釈・文法注

秋篠
大和国の地名。今の奈良市。
外山
人里に近い山。
生駒の嶽
大和国と河内国の境の山。

和歌

作者
西行法師(さいぎょうほうし) 1118–1190
俗名は佐藤義清(のりきよ)。鳥羽院の北面の武士だったが、二十三歳で出家し、諸国を旅して歌を詠んだ。自然と人生の哀感を率直に詠み、『新古今和歌集』に最も多い九十四首が入る。家集に『山家集』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第六・冬歌・585番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
倒置
倒置。

解説

西行の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、103頁(コマ61)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日