古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1700番

彥星の

菅原道真(すがわらのみちざね)

彦星が逢瀬を待つ鵲の渡した橋を、私に貸してほしい。

作者
菅贈太政大臣(菅原道真)
  1. 1鵲かささぎ鵲かささぎかささぎ詞書
  2. 2彥星ひこぼし彥星ひこぼしひこぼしののの初句
  3. 3行ゆ行ゆゆきあひきあひきあいををを待ま待ままつつつ二句
  4. 4鵲かささぎ鵲かささぎかささぎののの三句
  5. 5渡わた渡わたわたせるせるせる橋はし橋はしはしををを四句
  6. 6われにかさなむわれにかさなむわれにかさなむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕「鵲」を題に。

彦星が逢瀬を待つ鵲の渡した橋を、私に貸してほしい。

意訳

七夕の夜に彦星と織女を逢わせる鵲の橋を、どうか私に貸してほしい。それを渡って都へ帰りたい。

語釈・文法注

鵲
七夕に翼を連ねて天の川に橋をかけるという鳥。
かさなむ
貸してほしい。「なむ」は願望。

和歌

作者
菅原道真(すがわらのみちざね) 845–903
学者・政治家。宇多・醍醐天皇に重用されて右大臣に至ったが、藤原時平らの讒言で大宰権帥に左遷され、配所で没した。死後に太政大臣を追贈され、のち天神として祀られた。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1700番
歌体
短歌
状況
詞書「鵲」(「鵲」を題に)。

解説

道真の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、312〜313頁(コマ166)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日