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新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1579番

君が代に

藤原家隆(ふじわらのいえたか(かりゅう))

わが君の御代に逢うという阿武隈川の埋もれ木も、氷の下で春を待っていた。

作者
藤原家隆朝臣(藤原家隆)
  1. 1最勝四天王院さいしようしてんわうゐん最勝四天王院さいしようしてんわうゐんさいしょうしてんのういんののの障子しやうじ障子しやうじしょうじににに、、、阿武隈川あぶくまがは阿武隈川あぶくまがはあぶくまがわかきたるかきたるかきたる所ところ所ところところ詞書
  2. 2君きみ君きみきみががが代よ代よよににに初句
  3. 3あふくまあふくまあうくま川がは川がはがわののの二句
  4. 4埋木うもれぎ埋木うもれぎうもれぎももも三句
  5. 5氷こほり氷こほりこおりののの下した下したしたににに四句
  6. 6はははるるるををを待ま待ままちけりちけりちけり結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕最勝四天王院の障子に、阿武隈川を描いた所に。

わが君の御代に逢うという阿武隈川の埋もれ木も、氷の下で春を待っていた。

意訳

わが君の御代に巡りあえるという名の阿武隈川の埋もれ木のような私も、氷の下で春の訪れを待っていた。

語釈・文法注

あふくま
「逢ふ」と「阿武隈」を掛ける。

和歌

作者
藤原家隆(ふじわらのいえたか(かりゅう)) 1158–1237
藤原俊成に和歌を学び、定家と並ぶ新古今時代の代表的歌人。『新古今和歌集』の撰者の一人。温雅で清澄な歌風で、生涯に六万首を詠んだと伝えられる。晩年は出家して壬生二品と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1579番
歌体
短歌
状況
詞書「最勝四天王院の障子に、阿武隈川かきたる所」(最勝四天王院の障子に、阿武隈川を描いた所に)。

修辞

掛詞
「あふ」に「逢ふ」と「阿武隈」。

解説

家隆の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、289頁(コマ154)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日