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新古今和歌集 巻第十二 恋歌二 1096番

うちはへて

二条院讃岐(にじょういんのさぬき)

ずっと続いて苦しいものは、人目ばかりを忍ぶことだ。信夫の浦の海人の栲縄を繰るように。

詞書
「千五百番歌合に」(前の歌と同じ詞書)
作者
二條院讃岐(二条院讃岐)
  1. 1うちはへてうちはへてうちはえて初句
  2. 2苦くる苦くるくるしきものしきものしきものははは二句
  3. 3人目ひとめ人目ひとめひとめのみのみのみ三句
  4. 4しのぶのしのぶのしのぶの浦うら浦うらうらののの四句
  5. 5あまのあまのあまの栲繩たくなは栲繩たくなはたくなわ結句

引用の仕方

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現代語訳

ずっと続いて苦しいものは、人目ばかりを忍ぶことだ。信夫の浦の海人の栲縄を繰るように。

意訳

ずっと続いて苦しいのは、人目ばかりを気にして忍ぶことだ。信夫の浦の海人が栲縄を長く繰り出すように、果てしなく。

語釈・文法注

うちはへて
ずっと続いて。
栲縄
楮の繊維で作った縄。

和歌

作者
二条院讃岐(にじょういんのさぬき) 1141?–1217?
源頼政の娘。二条天皇に仕え、のち後鳥羽院の中宮宜秋門院に仕えた。「沖の石の讃岐」と呼ばれた。
出典
『新古今和歌集』巻第十二・恋歌二・1096番
歌体
短歌
状況
詞書「千五百番歌合に」(千五百番歌合で詠んだ歌)。

修辞

掛詞
「しのぶ」に「忍ぶ」と「信夫」。
縁語
「うちはへ」「栲縄」。
体言止め
体言止め。

解説

讃岐の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、199頁(コマ109)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日