新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1916番
なほたのめ
やはり頼みにせよ。標茅が原のさしも草よ。私が世の中にいる限りは。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
やはり頼みにせよ。標茅が原のさしも草よ。私が世の中にいる限りは。
意訳
やはり私を頼みにしなさい。標茅が原のさしも草が燃えるように悩むことがあっても、私がこの世にいる限りは救ってあげよう。
語釈・文法注
- しめぢが原
- 下野国の歌枕。
- さしも草
- ヨモギ。もぐさにする。
和歌
- 作者
- 読人しらず(よみびとしらず)
作者の名が伝わらない歌。『新古今和歌集』では、『万葉集』の歌や古い歌集から採った歌、伝承の歌などが多い。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1916番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 初句切れ
- 初句切れ。
- 倒置
- 倒置。
解説
巻第二十(釈教歌)の巻頭。左注によると清水観音の歌と伝える(次の歌とあわせての左注)。底本は第三句・第四句を「さしも草われ世の中に」とするが、「させも草わが世の中に」とする本もある。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、355頁(コマ187)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日