古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十 羇旅歌 964番

枕とて

鴨長明(かものちょうめい)

枕として、どの草と約束するのだろう。行けるところまでと行く野辺の夕暮れに。

作者
鴨長明
  1. 1覊中夕きちゆうのゆふべ覊中夕きちゆうのゆふべきちゅうのゆうべといふことといふことということををを詞書
  2. 2枕まくら枕まくらまくらとてとてとて初句
  3. 3いづれのいづれのいずれの草くさ草くさくさににに二句
  4. 4契ちぎ契ちぎちぎるらむるらむるらむ三句
  5. 5行ゆ行ゆゆくくくををを限かぎ限かぎかぎりのりのりの四句
  6. 6野の野ののべのべのべの夕ゆふ夕ゆふゆうぐれぐれぐれ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕「羇中夕(旅中の夕べ)」という題を。

枕として、どの草と約束するのだろう。行けるところまでと行く野辺の夕暮れに。

意訳

行けるところまで行こうと歩いてきた野辺の夕暮れ。今夜は、どこの草を結んで枕にすることになるのだろう。

語釈・文法注

和歌

作者
鴨長明(かものちょうめい) 1155?–1216
下鴨神社の禰宜鴨長継の子。俊恵に和歌を学び、和歌所の寄人となった。のち出家して日野の方丈の庵に住み、『方丈記』を著した。歌論書『無名抄』、説話集『発心集』もある。
出典
『新古今和歌集』巻第十・羇旅歌・964番
歌体
短歌
状況
詞書「覊中夕といふことを」(「羇中夕(旅中の夕べ)」という題を)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

長明の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、176頁(コマ98)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日