新古今和歌集 巻第十六 雑歌上 1472番
身はとめつ
身はとどまった。心は送る。山桜よ、風の便りに思いを寄せてくれ。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕東山に花見に行くといって、あれこれ人を誘ったが、差し支えがあって残って申し送った歌。
身はとどまった。心は送る。山桜よ、風の便りに思いを寄せてくれ。
意訳
私の身はここにとどまったが、心はあなたたちと一緒に送り出した。山桜よ、風の便りに私のことを思い出しておくれ。
語釈・文法注
- おこせよ
- こちらへ寄こせ。
和歌
- 作者
- 安法(あんぽう) 生没年未詳(十世紀後半)
俗名源趁。源融の曽孫。河原院に住み、恵慶らと交わった。中古三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第十六・雑歌上・1472番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「東山に花見にまかりて侍るとて、これかれ誘ひけるをさしあふ事ありて、留りて申しつかはしける」(東山に花見に行くといって、あれこれ人を誘ったが、差し支えがあって残って申し送った歌)。
修辞
- 初句切れ
- 初句切れ。
解説
安法の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、268頁(コマ144)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日