古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十二 恋歌二 1106番

ながめわび

源通光(みなもとのみちてる)

もの思いに眺めあぐねて、何ということもなくもの思いをする。雲の果ての夕暮れの空に。

作者
左衞門督通光(源通光)
  1. 1千五百番せんごひやくばん千五百番せんごひやくばんせんごひゃくばん歌合うたあはせ歌合うたあはせうたあわせににに詞書
  2. 2ながめわびながめわびながめわび初句
  3. 3それとそれとそれとはははなしになしになしに二句
  4. 4物もの物ものものぞぞぞ思おも思おもおもふふう三句
  5. 5雲くも雲くもくものののはたてのはたてのはたての四句
  6. 6夕ゆふ夕ゆふゆうぐれのぐれのぐれの空そら空そらそら結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕千五百番歌合で詠んだ歌。

もの思いに眺めあぐねて、何ということもなくもの思いをする。雲の果ての夕暮れの空に。

意訳

もの思いに沈んで眺めることにも疲れてしまった。何がというわけでもなく、雲の果ての夕暮れの空を見ながら、恋の思いにふけっている。

語釈・文法注

雲のはたて
雲の果て。

和歌

作者
源通光(みなもとのみちてる) 1187–1248
内大臣源通親の子で、通具の弟。太政大臣に至った。後鳥羽院の歌壇で活躍し、千五百番歌合などに出詠した。
出典
『新古今和歌集』巻第十二・恋歌二・1106番
歌体
短歌
状況
詞書「千五百番歌合に」(千五百番歌合で詠んだ歌)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
体言止め
体言止め。

解説

通光の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、201頁(コマ110)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日