古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十九 神祇歌 1865番

白波に

大江千古(おおえのちふる)

白波に乗って玉依姫が来たことは、その渚が最後の泊まりであったのだろう。

作者
大江千古
  1. 1延喜六年えんぎろくねん延喜六年えんぎろくねんえんぎろくねん、、、日本紀竟宴にほんぎきやうえん日本紀竟宴にほんぎきやうえんにほんぎきょうえんににに、、、神日本磐余彥天皇かむやまといはれひこのすめらみこと神日本磐余彥天皇かむやまといはれひこのすめらみことかむやまといわれひこのすめらみこと詞書
  2. 2白波しらなみ白波しらなみしらなみににに初句
  3. 3玉依姫たまよりひめ玉依姫たまよりひめたまよりひめののの二句
  4. 4來こ來ここしことしことしことははは三句
  5. 5渚なぎさ渚なぎさなぎさやつひのやつひのやついの四句
  6. 6とまりなりけむとまりなりけむとまりなりけむ結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕延喜六年の日本紀竟宴で、神日本磐余彦天皇を。

白波に乗って玉依姫が来たことは、その渚が最後の泊まりであったのだろう。

意訳

白波を越えて玉依姫がやって来たのは、その渚こそが最後に行き着く所だったからだろう。

語釈・文法注

日本紀竟宴
日本書紀の講読が終わった時の宴。登場人物を題に歌を詠んだ。
玉依姫
神武天皇の母。

和歌

作者
大江千古(おおえのちふる) 866–924
大江音人の子。醍醐天皇の侍読を務めた学者。大江千里の弟。
出典
『新古今和歌集』巻第十九・神祇歌・1865番
歌体
短歌
状況
詞書「延喜六年、日本紀竟宴に、神日本磐余彥天皇」(延喜六年の日本紀竟宴で、神日本磐余彦天皇を)。

解説

千古の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、344頁(コマ182)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日