古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第五 秋歌下 471番

野原より

後鳥羽院(ごとばいん)

野原から、露のゆかりを尋ねてきて、私の袖に秋風が吹いている。

詞書
「秋の歌の中に」(前の歌と同じ詞書)
作者
太上天皇(後鳥羽院)
  1. 1野の野のの原はら原はらはらよりよりより初句
  2. 2露つゆ露つゆつゆのゆかりのゆかりのゆかりををを二句
  3. 3たづねたづねたずね來き來ききててて三句
  4. 4我わ我わわががが衣手ころもで衣手ころもでころもでににに四句
  5. 5秋あき秋あきあき風かぜ風かぜかぜぞぞぞ吹ふ吹ふふくくく結句

引用の仕方

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現代語訳

野原から、露のゆかりを尋ねてきて、私の袖に秋風が吹いている。

意訳

秋風は、野原の露と縁のある涙の露を求めて、私の袖に吹きつけてくるようだ。

語釈・文法注

露のゆかり
露に縁のあるもの。涙を思わせる。

和歌

作者
後鳥羽院(ごとばいん) 1180–1239
第八十二代天皇。譲位後に院政を行い、和歌所を置いて『新古今和歌集』の撰集を命じ、自らも撰歌と切継に深く関わった。承久の乱(1221)に敗れて隠岐に配流され、配所でも集の精選(隠岐本)を続けた。『新古今和歌集』では「太上天皇」と記され、三十三首が入る。
出典
『新古今和歌集』巻第五・秋歌下・471番
歌体
短歌
状況
詞書「秋の歌の中に」(秋の歌の中に詠んだ歌)。

解説

後鳥羽院の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、83頁(コマ51)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日