古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十七 雑歌中 1658番

山里に

慈円(じえん)

山里でひとり眺めて思うことだ。世に住む人の気の長さを。

作者
前大僧正慈圓(慈円)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2山里やまざと山里やまざとやまざとににに初句
  3. 3ひとりながめてひとりながめてひとりながめて二句
  4. 4思おも思おもおもふかなふかなうかな三句
  5. 5世よ世よよにすむにすむにすむ人ひと人ひとひとののの四句
  6. 6心こころ心こころこころながさながさながさををを結句

引用の仕方

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現代語訳

山里でひとり眺めて思うことだ。世に住む人の気の長さを。

意訳

山里でひとりもの思いにふけりながら思う。世の中に住み続けている人の、気の長さを。

語釈・文法注

和歌

作者
慈円(じえん) 1155–1225
関白藤原忠通の子で、九条兼実の弟、良経の叔父。天台座主を四度務めた。歴史書『愚管抄』を著した。率直で多彩な歌風で、『新古今和歌集』に西行に次ぐ九十二首が入る。家集に『拾玉集』がある。
出典
『新古今和歌集』巻第十七・雑歌中・1658番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

三句切れ
三句切れ。
倒置
倒置。

解説

慈円の歌。底本は結句を「心ながさを」とするが、「心強さを」とする本もある。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、304頁(コマ162)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日