古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 1836番

うき身には

源俊頼(みなもとのとしより)

つらい身には、山田の晩稲を押しこめるように、世をひたすら恨み嘆いてしまう。

作者
俊賴朝臣(源俊頼)
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2うきうきうき身み身みみにににははは初句
  3. 3山田やまだ山田やまだやまだののの晩稻おしね晩稻おしねおしね二句
  4. 4押お押おおしこめてしこめてしこめて三句
  5. 5世よ世よよをををひたすらにひたすらにひたすらに四句
  6. 6恨うら恨うらうらみみみ侘わ侘わわびぬるびぬるびぬる結句

引用の仕方

レポート・論文で引用する場合の表記例です。行番号を選んでから開くと、その行へのリンクになります。

現代語訳

つらい身には、山田の晩稲を押しこめるように、世をひたすら恨み嘆いてしまう。

意訳

つらいこの身は、山田の晩稲を刈り込めるように心を押し込めて、世をひたすら恨み嘆くばかりだ。

語釈・文法注

晩稻
遅く実る稲。同音で「押し」を導く。

和歌

作者
源俊頼(みなもとのとしより) 1055?–1129?
大納言源経信の子。白河院の命で五番目の勅撰集『金葉和歌集』を撰んだ。新しい題材や言葉を大胆に取り入れた歌風で、歌論書『俊頼髄脳』を著した。
出典
『新古今和歌集』巻第十八・雑歌下・1836番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

序詞
「山田の晩稻」。

解説

俊頼の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、337頁(コマ178)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日