古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十四 恋歌四 1309番

今はたゞ

式子内親王(しょくしないしんのう)

今はただ心の外で聞くものなのに、知らない顔をしている荻の上風よ。

作者
式子内親王
  1. 1題だい題だいだいしらずしらずしらず詞書
  2. 2今いま今いまいまはははたゞたゞただ初句
  3. 3心こころ心こころこころののの外ほか外ほかほかににに二句
  4. 4きくものきくものきくものををを三句
  5. 5知し知ししらずらずらず顏がほ顏がほがおなるなるなる四句
  6. 6荻をぎ荻をぎおぎののの上風うはかぜ上風うはかぜうわかぜ結句

引用の仕方

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現代語訳

今はただ心の外で聞くものなのに、知らない顔をしている荻の上風よ。

意訳

今はもう、荻の上風も他人事として聞いているのに、風はそんなことも知らない顔で、待つ心をかき立てるように吹いている。

語釈・文法注

和歌

作者
式子内親王(しょくしないしんのう) ?–1201
後白河天皇の皇女。賀茂の斎院を務めた。藤原俊成に和歌を学び、内に秘めた激しい情を静かな調べで詠んだ。『新古今和歌集』に女性歌人として最も多い四十九首が入る。
出典
『新古今和歌集』巻第十四・恋歌四・1309番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

修辞

体言止め
体言止め。

解説

式子内親王の歌。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、238〜239頁(コマ129)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日