新古今和歌集 巻第二十 釈教歌 1955番
けふ過ぎぬ
今日も過ぎた。命もそのように衰えると驚かす入相の鐘の声が悲しい。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
〔詞書〕「此日已過命即衰滅」。
今日も過ぎた。命もそのように衰えると驚かす入相の鐘の声が悲しい。
意訳
今日もまた過ぎた。命もそのように減っていくのだと気づかせる入相の鐘の音が悲しい。
語釈・文法注
- 此日已過命卽衰滅
- この日すでに過ぎぬ、命もまた衰え滅す。
和歌
- 作者
- 寂然(じゃくぜん) 生没年未詳(十二世紀)
俗名藤原頼業。兄の寂念・寂超とともに「大原の三寂」と呼ばれた。西行と親しかった。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第二十・釈教歌・1955番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 詞書「此日已過命卽衰滅」(「此日已過命即衰滅」)。
修辞
- 初句切れ
- 初句切れ。
- 字余り
- 第四句。
解説
寂然の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、362頁(コマ191)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日