古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第十五 恋歌五 1382番

春の夜の

伊勢(いせ)

春の夜の夢に逢ったと見えたので、あきらめていた人が待たれる。

詞書
「題しらず」(前の歌と同じ詞書)
作者
伊勢
  1. 1春はる春はるはるののの夜よ夜よよののの初句
  2. 2夢ゆめ夢ゆめゆめにありつとにありつとにありつと二句
  3. 3見み見みみえつればえつればえつれば三句
  4. 4思おも思おもおもひたえにしひたえにしいたえにし四句
  5. 5人ひと人ひとひとぞぞぞ待ま待ままたるゝたるゝたるる結句

引用の仕方

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現代語訳

春の夜の夢に逢ったと見えたので、あきらめていた人が待たれる。

意訳

春の夜の夢に、あの人がいたと見えたので、もうあきらめていた人なのに、つい待たれてしまう。

語釈・文法注

和歌

作者
伊勢(いせ) 872?–938?
伊勢守藤原継蔭の娘。宇多天皇の中宮温子に仕え、宇多天皇の皇子を産んだ。のち敦慶親王との間に娘の中務(歌人)を産んだ。『古今和歌集』に女性歌人として最も多い歌が入る。三十六歌仙の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第十五・恋歌五・1382番
歌体
短歌
状況
題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。

解説

伊勢の歌。底本は第二句を「夢にありつと」とするが、「夢にあひつと」とする本もある。

関連

出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、250頁(コマ135)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日