古典ライブラリー

新古今和歌集 巻第九 離別歌 867番

君に又

藤原範永(ふじわらののりなが)

あなたにまた逢うという阿武隈川を待つべきなのに、残り少ない命の私が悲しい。

作者
藤原範永朝臣(藤原範永)
  1. 1かへしかへしかへし詞書
  2. 2君きみ君きみきみににに又また又またまた初句
  3. 3あふくまあふくまあうくま川がは川がはがわををを二句
  4. 4まつべきにまつべきにまつべきに三句
  5. 5殘のこ殘のこのこりすくなきりすくなきりすくなき四句
  6. 6我われ我われわれぞぞぞ悲かな悲かなかなしきしきしき結句

引用の仕方

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現代語訳

〔詞書〕返歌。

あなたにまた逢うという阿武隈川を待つべきなのに、残り少ない命の私が悲しい。

意訳

あなたにまた逢える日を待つべきなのに、私の命はもう残り少ない。それがなんとも悲しいのです。

語釈・文法注

あふくま川
「逢ふ」を掛ける。

和歌

作者
藤原範永(ふじわらののりなが) 生没年未詳(十一世紀)
藤原中清の子。尾張守などを務めた。和歌六人党の一人。
出典
『新古今和歌集』巻第九・離別歌・867番
歌体
短歌
状況
詞書「かへし」(返歌)。

修辞

掛詞
「あふ」に「逢ふ」と「阿武隈」。

解説

範永の歌。

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出典

底本
『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、158頁(コマ89)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
校訂・訳・注
古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
更新日