新古今和歌集 巻第六 冬歌 655番
閨の上に
寝室の上に片方の枝を差しかけておおっている、家の外の葉の広い柏に、霰が降っている。
場面イラスト(準備中)
現代語訳
寝室の上に片方の枝を差しかけておおっている、家の外の葉の広い柏に、霰が降っている。
意訳
寝室の屋根の上に片方の枝を差しかけている家の外の大きな柏の木。その広い葉に、霰が音を立てて降っている。
語釈・文法注
- 片枝
- 片方の枝。
- 外面
- 家の外。
- 葉広柏
- 葉の広い柏の木。
和歌
- 作者
- 能因法師(のういんほうし) 988–1050?
俗名は橘永愷(ながやす)。若くして出家し、諸国を旅して歌を詠んだ。歌枕を集めた『能因歌枕』を著した。中古三十六歌仙の一人。 - 出典
- 『新古今和歌集』巻第六・冬歌・655番
- 歌体
- 短歌
- 状況
- 題しらず(詠まれた事情は伝わらない)。
修辞
- 字余り
- 第二句。
解説
能因の歌。
関連
出典
- 底本
- 『新古今集』 短歌雑誌社編輯部校訂、紅玉堂書店、大正15年(1926)、114頁(コマ67)。流布本を底本とする。国立国会図書館デジタルコレクション(保護期間満了)
- 校訂・訳・注
- 古典ライブラリー編集部(本文は底本による。現代語訳・注は当サイト)
- 更新日